afterコロナに向け

やすこです。

緊急事態宣言が各地方で解除され、気持ちが前向きになった方も多いのではないでしょうか。

コロナ発症によりスタジオを自主的に閉鎖してから約3ヶ月。みなさんはどう過ごされていますか。きっと、みなさん、それぞれに置かれる環境の下、否が応でも考えさせられる事があったのではないでしょうか。

スタジオは再開に向けて準備を始めています。詳細が決まりましたらお知らせいたしますので、申し訳ございませんが、もうしばらくお待ちください。

 

beferコロナを思い返すと、毎日がとても慌ただしいものだったと思い浮かびます。忙しく動き、活動し、自分の思ったことをする、ということに充実感を得ていたように思います。

緊急事態宣言により、この「忙しく動き、活動し、自分の思ったことをする」という事に制限がかかりました。そして、今まで得ていた充実感を失い、失望し、どう行動すれば良いのか思い倦ねたのは私だけではないと思います。

 

「人間は考える葦である」の言葉で有名な、数学者であり思想家であるパスカルは、「人間の不幸というものは、人間が部屋にじっとしていられないがために起こる。部屋でじっとしていればいいのに、そうできない。そのためにわざわざ自分で不幸を招いている」と言っています。

コロナ自粛の期間に瞑想を実践された方もいらっしゃると思いますが、はじめは、数分じっと座っていることさえできません。じっとしている事ができないのが習慣になっているからです。

だんだんと座ることに慣れてくると、静かにじっと座って、ただ呼吸をしているという事に幸せを感じたりしてきます。

 

先日の私のヨガのクラスでは、いつもと逆の動きをあえてしました。

例えばcat &cow.

背中を丸める→吐く、背中を反る→吸う、が通例ですが、

背中を丸める→吸う、背中を反る→吐く、で行います。

初めは戸惑い、うまくいきませんが、何度か繰り返すと逆バージョンも慣れてきます。むしろこちらの方が背中が広がったり腰がラクだったりしてきて、馴染んできます。心地良くなってきたりもします。

 

コロナも同じだなと私は思っています。

コロナは生活や生命が脅かされる恐ろしい細菌です。これにより苦労されている方や悲しい思いをされている方が沢山いらっしゃいます。しかし、初めは戸惑い、うまく付き合えなかった日常も、次第と慣れ、人によっては今の状況の方が、むしろ心地よいと感じる人もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

来るべきafterコロナの時代は、beferコロナとは違ってくるでしょう。

今までの常識や固定観念にとらわれず、柔軟に慣れていきたいものです。

新しい時代の到来に戸惑いながらも、良い習慣を作り、幸せに豊かに過ごしていく準備をしていきたいですね。

 

今日も平穏な一日であることを祈りつつ

 

Yasuko