高尾ヨガスタジオ オーナーのやすこです
連日コロナウィルスのニュースや情報が溢れかえっていますね。
この一連を当初から振り返り、私の思うところを記録したいと思います。
2020年2月27日 政府が新型コロナウィルス 感染拡大防止措置として、全国の小中学校・高校に臨時休校要請をすると表明しました。
私にとってコロナを真剣に考えはじめた日です。
この発表は、お子さんがいるご家庭にとっては(うちも例外ではありません)緊急事態でした。しかし、お子さんが身近にいない方や教育関係に関わっていない方にとっては「ん?」という感じだったかもしれません。特に影響を受けないというか。
外出の自粛が始まり、「本当にそこまでしなければいけないのか」という疑問と、
「そこまでする必要があるほど大変な事態なのか」という思いに揺れていました。
そういうよく分からない状態のまま、外出自粛が続き、だんだんじわじわと影響があちらこちらに出始めました。
高尾ヨガスタジオも例外ではありません。
スタジオのクローズ、対応、再開、とできる限りのことを考えながら、今の形でオープンさせていただいています。
はじめは、
コロナウィルスの騒動の中、外出したり集まったりしている人の情報を見て、とても違和感を感じていました。
しかし、今までの経過を振り返ると、静かに穏やかに日常を続けていくことが一番の平穏への道なのだと感じています。
ヨガは不安を大きく包んですっぽりと癒してくれますので、免疫力は上がります。
ただし、
自分は免疫たっぷりで発病はしていないものの、実は保菌していて、
誰かに移して、その方のご家族に高齢の方がいて、
その高齢の方に移って発病して最悪の事態になったとしたら…
想像力を働かせ
自分事で考えたら…
以前、私の大好きな、藤田一照先生から「ネガティブ・ケイパビリティ」という言葉を教えていただきました。
レッスンでも何度かお話させていただいていますが、
「ネガティブ・ケイパビリティ(negative capability 負の能力もしくは陰性能力)とは、『どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力』をさします。
あるいは、『性急に証明や理由を求めずに、不確実さや不思議さ、懐疑の中にいることができる能力』をさします」
どうにも対処しようのない事態に居続けることで、見えてくるものがあります。
私にとって台風19号に襲われた時、まさにそうでした。
答えはありませんでした。
そんな中、思いつく限りのことをし、考え抜いて、あるいは流れに身を委ね、日常に近づいていきました。
私の中では、このコロナウィルス はあの時と同じです。
そして、もっと遡れば、3.11東日本大震災の時と同じです。
ニュースを見ると、政府に補償を求めている場面を見ます。
それも必要でしょう。
でも、それだけでなく、身近な人に目配りを、気配りをすれば、
政府や行政に頼らなくても私たちで出来る事はいっぱいあります。
みんなで力を合わせれば、この状況を終息に向けることができると思います。
困っている方は声をあげてください!
必ず見ている人がいます。助けてくれます。
あまり困っていない人は、困っている人の声に耳を傾けてほしいと願います。
今、自分は何をすべきで、何をしないべきなのか
どうすることが最善なのか
よくよく自分に問う時なのだと思います
Yasuko