ヤスコです。
前回のブログで、初心者のココロについて少し書きましたが、今回はその続きです。
私の好きな本で「禅マインドビギナーズ・マインド」鈴木俊隆著があります。
この本は、スティーブ・ジョブズの愛読書でもありました。
鈴木俊隆氏は、長年アメリカで禅を指導してきた方で、この本は、その教えをまとめたものです。
読んでいただければわかるのですが、修行の行い方として、姿勢、呼吸、コントロール、心の波…、など、ヨガの教えと同じです。
実は、禅は、もともとはインドで生まれたもので、インド〜中国〜日本へと伝わってきました。
サンスクリット語のディアーナ(瞑想)はヨガの八支則の7番目ですが、このディヤーナが中国で、ゼンナ(禅那)となり、日本でゼン(禅)になったと言われています。
「禅マインドビギナーズ・マインド」で、まずはじめに書かれているのは、
「禅の修行は難しいと言われますが、その理由については誤解があります。禅の修行が難しいのは、脚を組んで座ることが難しいとか、悟りを得ることが難しいからではありません。根本的な意味において、禅の修行が難しいのは、私たちの心や修行を純粋なままに保ち続けることが難しいからなのです。(中略)修行の目標とは、常にこの初心者の心を保ち続けることなのです。」とあります。(引用「新訳 禅マインドビギナーズ・マインド」)
よくある話で、私も経験したのですが、「ヨガができないからイライラする」といったこと、ありませんか?
あるいは、「ヨガをしているのにうまくいかない」と嘆いたりしたことありませんか?
初心のココロでなくなってしまうと、このように、もっともっとと追い求めてしまったり、ヨガの目的が義務になってしまったり、ただ単に目標を達成することが目的化したりしてしまいます。
そうではないですよね。
今、この瞬間にヨガができた!
もう、それだけで十分なのです。
初めてヨガをした時のこと、その感覚を、是非是非大切に、そして時々思い出してみてくださいね。
om shanti